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第一ノ話 初めての茶壺 〜茶壺曼陀羅 其ノ一〜

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最初の夜のお話は、初めて買った茶壺の話。
少し可哀想な茶壺の話。

 愛称 :さかな
 容量 :200cc
  色 :濃い暗めの茶
 購入店:京都市北山のラ・メランジェ
購入時期:西暦1999年辺り
 値段 :\5,000-でお釣がきたような気が。。。(失念)
 作者 :不明
 用途 :主に台湾半球状茶(多分)
 惚れ点:まぬけな魚の線画
 弱点 :容量に比して注ぎ口が細い。
     口が小さくて、大きな茶葉が入れにくい。

これを買った当時の私は、お茶を飲み始めて約半年〜一年。
六大茶を一通り体験し、家でも自分でお茶を煎れる事が楽しくなり始めた頃。
好きなお茶は淡い文山包種や鳳凰単ソウ。
でも、単ソウに蜜蘭香や黄枝香など色々な種類があるのは、まだ知らなかった。
茶壺で茶の味が変わる事なんて、想像さえつかなかった。
普段は常に蓋碗を使っていた。

ぶっちゃけ、この茶壺にベタ惚れしたわけではなく、とにかく茶壺と言うものが欲しかった。
それも、道具としての茶壺ではなく、「中国茶」というもののシンボル的なものとして。
何でもスタイルから入ろうとするのは、昔からの悪い癖。
当時、雑貨屋に並び始めたばかりの清香の茶器にも心引かれつつ、でも、そこらで誰でも買えるようなシンプルなものは嫌で。
そんな時に、お茶会の時にメランジェさんで見たのがこの茶壺。

土も形も知らず、ひっくり返して水平になるのが良い茶壺、くらいの情報しか持っていなかった。
ひっくり返しても平にならないし、良いのか悪いのかよく分からない。
でも、微妙な笑える線画の鯉の愛らしさと値段に、まぁイイかと思った。(気がする)
オーナーの松宮さんの選ぶものへの信頼感もあったから。

実際、そんな動機で買った茶壺なので、使用頻度は少な過ぎる程少ない。
口が小さくて、単ソウ等の開いた茶葉が入りにくかったのも一因か。
使わないのも可哀想なので、先日のフリマ茶会で手放そうと思ったが、結局売れ残ってしまった。
なんだか、哀しい茶壺である。ごめん。


      。。。第二ノ話へ続く

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