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月影十番勝負第九番「猫と庄造と二人の女」と「恋の門」

“昼休み”
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昨日の観劇は、青山円形劇場にて月影十番勝負第九番「猫と庄造と二人の女」。あんまり良くない席ですから〜と渡されたチケットは、入ってみれば最前列。円形劇場は正面があるような、ないようなのが面白い。
観た後に久方ぶりに原作を引っ張り出せば、奥付は平成6年。10年前に読んでたのね。
谷崎の書く男は情けなくて、この手の男は大嫌いなのだ。そして、生きた実例で、この手の男が不思議にモテル事も知っている。だから、この話の構造は納得が行くのだ。でも、嫌い。(苦笑)
劇の庄造は、本当にむかつくくらい情けなくて優柔不断で小狡くて、脚本の内田春菊の持つ駄目オトコ像が如実なのかと思ったり。聖子さんの関西的繰り返しで笑かしとか、猫のするっとぬるっとした仕種とか、好きでしたよ。
しかし、あのハッピーエンドは良いのか?と、原作を再読して思う。あのブツッとアンハッピーに幕が落ちるのが谷崎なんじゃないかなぁ。まぁ、猫を擬人化した時点で、谷崎ではなくなっているのだが。

あと、レンタルDVDで松尾スズキの『恋の門』。これは、ヲタクじゃない人は楽しいのだろうか?うちらヲタク(?)夫婦は、物凄く細かいネタで笑った。夫はイデオンのコスモとキッチーで笑っていた。分からん。
ちゃんとアンノ夫婦も観たですよ。小島聖の変な喋りも良いなぁ、エロエロ。きよしろーさんは、やっぱり好きだし。

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