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大絵巻展

“色が地中海っぽい、でも京都”
B797

帰省中に母と一緒に京都国立博物館でやっていた大絵巻展に行って来ました。
いやはや、GWの京都を忘れていましたよ。ものすごい行列でした。
あんなアホみたいに混んだ京博初めて。。。出しモンがメジャー過ぎたのか。

外にも行列、入場してからも行列。何を見る為に並んでいるのか分からなくなる始末。学芸員の整理の手際が悪いのもあったのですが、一番の問題は絵巻の展覧会であるということそのもの。
基本的に絵巻は、1つの展示物が何メートルもある上に、必ず右から順を追って観なければならない。1つのものを見るのに行列を作ってユルユル流れて行かねばならないのは必然。いやはや〜、並びましたよ。大変。
アレは、平日に観に行かなあかんもんですな。

「源氏物語絵巻 蓬生」は、並んだ割に劣化が著しくがっかり。茶色い、茶色過ぎる。
「鳥獣人物戯画」は、乙巻のみ観賞。有名な甲巻と違って、動物図鑑みたいで面白い。甲巻の観賞は列が長過ぎて断念。次回の帰省時に、高山寺に直接観に行くことを心に決める。
「信貴山縁起 飛倉巻」は、素晴らしかった。巻物であるという利点を一番上手く使った作だと思う。横長の構図というものを、また考える。「延喜加持巻」も見たいなぁ。

後、個人的に非常に気に入ったのは「玄奘三蔵絵」と「中宮物語絵巻」。
特に「中宮物語絵巻」は、畳の縁の交差が生むリズムと、画中詞の少女漫画っぷりが素晴らしい。「源氏物語の◯◯の君(忘れた)みたいな殿方に会って、涙で袖を濡らしたりするのかしらん。。。(うっとり)」みたいな科白がたまらない。何時の世も乙女は乙女なんやねぇ。

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