続・ここんとこの読書
“紫芋羊羹”
北森鴻「緋友禅」:相変わらず骨董の世界とミステリーの融合具合が上手くて、面白かった。円空の話は特に好き。光との相性ってのは写真好きにはくるネタ。冬狐堂のシリーズと那智のシリーズは外れがない気がする。
野中柊「参加型猫」:タイトル買いして大失敗。『ちょっと風変わりな女の子みたいな女』を書こう書こうとしているのが見え見えでげんなり。今時、プッタネスカやトリュホーのポスター、グールドをオシャレ小ネタに持ってくるのって、どうよ?
藤田貴美「EXIT」10巻:うわぁ!VANCAが大きいホールで演ってる!作者デビュー当時から15年読み(待ち)続け、ようやく。。。長かった。。。感涙。(笑)P174の森永のセリフがバンドの魅力を端的に言ってて好きだ。通しで読み直すと、やっぱり9巻の盛り上がりは凄かった。
今は京極夏彦の「邪魅の雫」を読んでいる。通勤読書で筋トレの日々。京極堂シリーズは『女郎蜘蛛』で読むのを止めたので、なんと10年ぶりの新刊購入。(除く「百器徒然袋ー風」)過去の登場人物が微妙に思い出せず、榎木津の様に「君はいつぞやの何とかいう人!」状態なのがもどかしい。
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