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比べて飲むという事

“品茶中”
B883

先日、3種の茉莉花茶を品茶という形で、飲ませてもらった。
比較対象、白雪芽、幻の3つのお茶。
比較対象として用意された一番ランクの低いものでも、日本では通常手に入らない高い水準の茉莉花茶だった。当然、封を開けて蓋碗に茶葉が入った時の香りは、うっとりするほどのクリアなジャスミンそのものの香りだと感じた。

だがしかし、幻の茶と比較して飲んだ時、あまりの落差に愕然とする。
上位2種と比較茶の間に、吃驚するくらい明確な一線がある。
最上のものはまるで花の蜜をついばんだ様な密やかな美しさ、白雪芽は咲きたての花をそっと手折って口にしたかのような芳醇さ、比較対象は額も葉っぱもまとめて食っちゃったような花以外の要素の多さ、が印象となる。
使用された茶の水準、Yinの回数の差、それでも同じ茉莉花茶と呼ばれるもの。
飲まないと分からない世界というのは確かにある、面白い。

そして、あれほどクリアだと感じた比較対象茶を雑味たっぷりの茶と感じてしまった事への驚き。
自分の基準がこれほど曖昧なのだと言う事を、思い知らされた気分。
格が違うのは重々承知だが、普段美味しく飲んでるさんぴん茶を並べたらどんな風に感じるのだろう。
きっと今回の比較対象茶が夢のような美味に感じるのだろうな。
恐ろしく愉快。(笑)

普段、好きなお茶を並べて飲むことはほとんどないし、続けて飲むときも全く違う系統のお茶を選んだりしている。これはきっと、「茶を喫す」なのだろう。
「品茶」として茶を並べて飲むことが、実験みたいでとても愉しいと最近思う。
それぞれの茶のどこが好きなのか、どこを美味いと感じているのかを際立たせる事が出来る様に感じる。そして、品茶してウゲゲと思ったものでも単独で飲むと美味しかったりする面白さとか、舌の曖昧さを遊んでみたい。

とにかく、お茶を飲む事が楽しくてたまらない。

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中国茶」カテゴリの記事

Comments

 「舌の曖昧さを遊んでみたい。」という言葉がとてもいいですね。いろんな条件で、
お茶の味って揺れるのは、不思議ですし、面白いですね。
 お茶で遊んでいるのを楽しんでおられる恵さん、
お茶を飲むということをおおらかに受け入れようとしてる恵さん、
まだ言葉として落ち着きませんが、そんな世界が感じられます。
 お茶は正直ですね、飲めばお茶自身がいろんな事を語っているのですから。

Posted by: 紅 三五郎 | 2006.09.05 at 02:29 PM

紅三五郎さん、お久しぶりです。こんばんは。
私も上手く言葉にできなかったのですが、こんな風に言っていただけてとても嬉しく思います。

本当に仰る通り、お茶の味の揺れ(揺らぎ?(笑))というものは、楽しいです。
それもこれも一緒にお茶を飲ませて下さる茶友の皆様のおかげなのです。
茶縁という言葉以上に、有り難いご縁だと思っています。
感謝なのです。

Posted by: | 2006.09.06 at 12:27 AM

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