金属製茶器とお茶の生み出すもの
先日、職場で使っていたスタバのタンブラーを落として割ってしまった。
なので、サーモマグもどきの内側がステンレスのタンブラーを買ってみた。しばらく使ってみて、午後になるとお茶が不味くなる気がするなぁと思ってはいた。
ところが、ある日衝撃の現象が!
このタンブラーで愛子さんの06秋天の鉄観音を煎れた所、未知の飲み物が出来上がったのだった。
強いて例えるなら、甘さ控えめの練乳を薄めた様なミルキーな飲料。お茶の痕跡は殆ど感じられず、飲み終わった後に遠くの方にいるかも?程度。
飲み物としては不味くはないのだが、お茶とお湯でこれが出来ると思うと、かなり気持ち悪い。
あまりの気持ち悪さに、1煎目すら飲みきれず廃棄してしまった。ああ、勿体無い。
(余談だが、このミルキーな飲み物に私は体液を連想した。植物の樹液と動物の体液の間には金属濃度の差があるのだろうか? )
そう言えば以前どなたかから、
「『単ソウを錫の茶器で煎れると渋みが消え、ミルキーになって美味しい』と言っている人がいる」
という話を聞いたのを思い出した。
それと同じ現象なのだろうと思うが、これを好む人は本当にお茶好きなのかと甚だ疑問に思う。
これが飲みたいなら、私なら普通に紅茶でミルクティー作って飲む。わざわざ高いお茶を、その特性を殺して飲む理由が解らない。
何故こうなるのか、どういう作用なのか全く解らない。誰か解る人、教えてくださいませ。
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