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ここ暫くの読書

“読書の友・オランジェット”
B1014

ジェフリー・ディーヴァー「クリスマス・プレゼント」:騙されることを楽しむ短編集。最初の二話くらいは微妙だな〜と思っていたけれど、以降は俄然面白くて一気読みでした。全く予測の付かないもの、二重のどんでん返し、結末は分かっているけどニヤニヤして読むもの。『あ〜、そう来たか〜、やられた!』っていう快感、初期のJ・アーチャー以来かも。

中川 右介「カラヤンとフルトヴェングラー」:ベルリン・フィルを巡る、ドロドロの権力闘争を繰り広げる3人の男の人生模様。綺麗な音楽を生み出す人間の、まるで正反対の腹黒い世界は大奥の人間模様の如し。男の嫉妬心の恐さとか、才能があるが故のエゴとか、恐ろしい。

外尾 悦郎「ガウディの伝言」:現場に居る人の視点は、研究者のソレとは違って理屈っぽくなく、素直に入ってくるので面白い。経験を積んだ人の感性や直感って、思っている以上に正しいのかもしれないと思う。芸術家ではなく、職人に徹する著者の潔さも好きだ。もう1度、サグラダファミリアをこの目で見たいなぁ。

サイモン・シン「フェルマーの最終定理」:数学版プロジェクトX。(笑)シンプルで美しく答えが一つしか無いものなんて、数学の問題くらいでは無いだろうか。その真理を追い求める人の探究心のドラマチックさに、ワクワクする。安い小説より、よっぽど凄い。

中山可穂「弱法師」:私はヘテロだけれど、身を切る様な痛みにはそういうのは関係ない。恋愛というよりは、狂気に近い想い。奇妙に淡々と切なく透明な儚さに、涙する。セカチューとか受け付けない私の恋愛小説の限界はこの辺。

早坂 隆「世界の日本人ジョーク集」:ニヤリ、終わり。

ウー・ウェン「ウー・ウェンの春野菜で体をきれいに」「ウー・ウェンの秋野菜で体の中から美しく」:馴染みの野菜の意外な料理法が満載で、大活躍のレシピ本。外れもたまにあるけど、シンプルで美味い。「栄養と料理」の別冊なので、栄養価表が巻末に付いてるが面白い。

藤沢周平「たそがれ清兵衛」:似通った短編集なのだが、後半に行く程深みが増して行く。淡々と乾いた男の物語。渋い。

藤沢周平「海鳴り」:江戸を舞台にした渡辺淳一(エロなし)みたいで苦手。

S.ゴロン&A.ゴロン「アンジェリク」:ようやく半分くらいまで来た。長い。普通の波瀾万丈な女性の人生4回分くらいのジェットコースターの様な人生模様は凄い。しかし、時代背景や人物像がしっかりしてるので、意外に嘘っぽくないのだな。作者が、主人公を愛しているのか、莫迦だと思っているのか、見え難いのが不思議。後半も頑張る。

おかざき真里「サプリ5巻」:仕事って自分を削る削り節。名言。写真は孤独を深める道具ではない、と私は思う。

清水玲子「秘密-トップ・シークレット 3」:猟奇的で嘆美。脳はパーフェクトではない、思いと感情の強さの恐さかな。

福田里香「まんがキッチン」:立ち読み。萩尾望都やよしながふみとの対談(というかインタビュー)の内容の濃さ、各漫画と食との関係の考察の面白さなど、読み応えあり。ただ、レシピがね。。。どうせなら、各漫画に出てくる料理のレシピを作って欲しかった。裏軒のクラブハウスサンドウィッチ(のだめ(あ、スィーツじゃないか))とか、麦チョコ(笑う大天使)とか、ミルキーの味のパフェ(西洋骨董洋菓子店)とか。レシピに興味の持てない料理本は、買う気にならないよ。

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Comments

裏軒のクラブハウスサンドウィッチと麦チョコと
ミルキーの味のパフェのレシピが載ってたら
もう絶対買うし(笑)

Posted by: あや | 2007.03.24 at 03:21 PM

買うよね〜、絶対♪
で、普段お菓子とか作らへんのに、必死になって作ると思う。(笑)

Posted by: | 2007.03.24 at 11:44 PM

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