« 久々海風號 | Main | 春の味 »

ここんとこの読書 〜リンカーン・ライムシリーズ

“読書の友”
B1025

ようやく、リンカーン・ライムシリーズ3冊読了。ハードカバーなので通勤読書出来ず、家で少しずつ。
今まであまり見たことの無い設定が面白い。安楽椅子探偵の新しい形?
J.ディーバーって、読者を騙す事に全力を尽くしている作家だなぁと思う。ひっくり返されるのを前提に読むミステリーって特殊だなぁ、引き込まれてしまう。
あんまりにも強引な展開が気になったり、ちょっと最後のドンデン返しに次ぐドンデン返しがくどい時もあるけれど、これもサービス精神の表れ。3作品とも面白かった!

ボーン・コレクター:イメージは黒。地下室の闇の色、夜の海の色。
気の強いヒロインは、とても好み。障害を背負って絶望する人間臭いヒーロー像は、斬新。美男美女のメイン2人に弱さを背負わせているのが、このシリーズの特異点であり魅力じゃないかなと思う。補い合う2人を素直に見つめられる作品。オチは、ちょっと吃驚した。可能なんかなぁ?

コフィン・ダンサー:イメージは青。飛行機の飛ぶ空の色、夜明けの色。
3作の中で一番好き。作者が手の内を明かしたあの瞬間の「やられた!」感が爽快。とても吃驚した。うーわ〜!!手法としてはA.クリスティ的? 凄いなぁ。パーシーのキャラクターが好き。サブの女性キャラが魅力的なのが、このシリーズの好きな点のひとつ。

エンプティー・チェア:イメージは茶褐色。乾いた南部の土の色、泥の河の色。
今までと土地が違う分の野暮ったさが、文章に出るのが面白い。今回はアメリアに感情移入したので、全く少年に振り回されっ放し。でも、やっぱりライムのシリーズはN.Y.が舞台の方が、個人的には好きかな。

|

« 久々海風號 | Main | 春の味 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

新鮮な感想をどうもありがとう♪
色のたとえるって、シリーズ物にぴったりですね。
この3作に慣れちゃうと、読み手は次はもっと!と期待しちゃうので、
作家にとってはかなり辛いみたいです(勝手な想像ですが)(笑)
シリーズ物の魅力は脇役に(も)あり。ボンコレの鷹(だったか?)もいい感じでしたよね。

Posted by: smash | 2007.04.15 at 12:01 AM

smashさん、面白い本をどうもありがとうございました。
作者がどんなドンデン返しを持ってくるか、予想しながら読むのも面白いですね。
「石の猿」も読んでみようかな〜っと思いながら、今は「数学的にありえない」を読んでます。
こっちも面白いです、まだ上巻の真ん中ですが。(笑)

3作目に物足りなさを感じるのは、鷹が出てないからかも!?(笑)

Posted by: | 2007.04.15 at 11:11 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 久々海風號 | Main | 春の味 »