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ここんとこの読書

“漏れがある気がする”
B1090

ブレイブストーリー/宮部みゆき:GWに地上波でやってた映画を見て読んだ。子供向けかと思いきや、映画と全然違うやん。いじめや人種差別への風刺(?)もあるし、主要人物でも死ぬし、救いの無い場面もあるし、予想以上に深かった、さすが宮部みゆき。それでも、光に向かって歩いていくような幕切れは心地いい。原作読むと映画の表面をなぞっただけのぬるさが、とても気になる。
 
前巷説百物語/京極夏彦:若い又市の活きの良さと青さがとても魅力的。今までの京極作品の中で、最もまともな人間臭いキャラクターじゃないかと感じる。ちょっと苦しい展開もあるが、それを補って余りある勢いの小説。巷説百物語シリーズは、京極作品で2番目に好きだ。(一番は、嗤う伊右衛門)
 
数学的にありえない/アダム・ファウアー:理詰めでくると思いきや、意外にSFサスペンス&アクション大作。3つの物語が同時進行しながら、1つの結末に収束していくのが歯痒いようなワクワクする様な不思議な感じ。散りばめられた数学や物理の薀蓄が、ちょっと無理があるけど面白い。ただ、広げた風呂敷の大きさにしては、着地点が意外に小さい気が。一番秀逸なのは、邦題か。
 
世界のミリメシを実食する—兵士の給食・レーション
続・ミリメシおかわり!—兵士の給食・レーション 世界のミリメシを実食する:やはり、フランスとイタリアのが、美味しそう。お国柄かな。フランス人は戦場でもワイン飲むのか〜。
 
1ポンドの哀しみ/石田衣良:皆が皆、こんな素直だったら、どんなに世界は幸せだろうか。

柳生非情剣/隆慶一郎:様々な角度から見た武芸者の諦念と達観。武士(もののふ)の生き様に惚れ惚れする。ああ、作者にもっと長生きして欲しかった。
 
6ステイン/福井敏晴:この人が、こんなに働く女性の機微に通じているとは思いもしなかった。我々は埋没する恐怖と戦っているのだな。そういう意味で、「媽媽」が泣ける。そして,やっぱりこの人の本領は長編で発揮されるんだなとも思う。

C-blossom/福井敏晴原作、霜月かよ子漫画:「亡国のイージス」の同人誌みたい。がっかり。

とめはねっ!/河合克敏:のーとみさんお勧め書道漫画。どっかで見た画だと思ったら、『帯ギュ』の作者だった、懐かしいな。ボヤーッとした主人公に個性の強い先輩にヒロイン。文化部なのに、スポ根漫画みたいで面白い。続きが楽しみ。
 
もやしもん/石川雅之:これのレビューかいてなかったとは、吃驚。まさか発酵が漫画になるとは、驚き。しかも凄く面白いとは、驚き。キャラの個性と菌の個性が、いいなぁ。オリゼー可愛い。よくもあの顕微鏡写真から、あの形態が発想されたもんだわ。かもして殺す、は名科白と思う。
 
天才柳沢教授タマとの生活 完全版/山下和美:猫も教授も飄々としていながらも、品があって素敵。

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