失われた文明 インカ・マヤ・アステカ展
“これは日本館”
上野の国立科学博物館で開催中の、失われた文明 インカ・マヤ・アステカ展(公式Blogはこちら)に行って来た。
恥ずかしながら、この3つの文明の差違ってあんまり知らなかったのだけれど、こうやって展示物を見るとあまりに明らかに違うので(当たり前なんだけど)吃驚した。
アステカは、最も血の臭いがする感じ。命の等価交換で、神様と取引してるみたい。
展示品も生け贄の風習や、荒ぶる神の印象が強く、少し気分が悪くなってしまった程。
マヤは、朴訥な原初のイメージがありつつ、金星歴や文字などの高度文化もあり。
土器の独特な赤茶色の色彩が、印象に残った。
インカは、統治国家のイメージが強い。
展示品は、デフォルメに走ったデザイン性の強さが、現代に通じる気がする。
夏休みで子供が多くて賑やかだったけど、まぁ許容範囲の混み具合。
やっぱり実物を見るという事は、力を持っているのだなぁとしみじみ思う。
NHKの番組で予備知識があったのも良かったし。
行って良かった。
余談だが、国立科学博物館の日本館は素敵な撮影ポイントだった。
1930年のオープン当初の建物の歴史的建造物らしい雰囲気が、とても良い。
晴れた日の階段の踊り場と、中央の吹き抜けがステンドグラスが映えて、綺麗。
大きい写真は、マメシボリに。
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