ここんとこのDVD
■蟲師:あの世界観の構築と色彩は好き。オダギリ・ギンコも意外に悪くない。蒼井優、所作が綺麗で好き。映画であるからには盛り上がりがないと困るのだろうが、もっと淡々と蟲と人がただ隣り合って生きている感じがあればと思う。
■バイオハザード3:もう、ミラ・ジョヴォヴィッチとゾンビが出てればバイオハザードなのか、と。
■イル・マーレ:ハリウッド版の方。ここまで徹底的に時間律を無視されると、いっそ潔いかも。(笑) 映像の綺麗さとストーリーの甘さは、まさにハリウッド的。深夜に食べるミルクチョコのような映画。なくても良いけど、ちょっと摘むとちょっと幸せ。
■シークレット・ウィンドウ:開始30分くらいでオチが読めてしまい、ジョニー・デップの演技力を楽しむ映画として鑑賞。まさかキング(原作ね)があんな使い古されたネタをやるとは、、、がっかり。
■UDON:見てると、うどんが食べたくてたまらなくなる映画。オチはテレビ的かな。うどんで綴る『フィールド・オブ・ドリームス』やと思った。アレ(球場=うどん)を作れば“彼”が帰ってくるとか、ラスト集まってくる車の行列とか。個人的にはトータス松本目当てで見たら、片桐仁もいて大喜び。
■善き人の為のソナタ:シュタージは原則ペア行動なので有り得ない話だが、そういうのを無視してぐっと感じるものがある。社会主義の閉塞感や権力者の傍若無人具合、人間性を殺して生きていく不自然さと殺せない心、そんな環境での人間の強さと弱さ、そういうことが丁寧に描かれていると思う。あのラストの二重の意味を含む主人公の科白が、たまらなくジンワリくる。
■世界最速のインディアン:見渡す限り真っ青な空、地平線まで真っ白な塩平原、その中を疾走する小さくて真っ赤な流線型のバイク。必死になってバイクを駆るのは愛すべき人たらしガンコじじい。ただ、それだけのシーンのなんという緊迫感、なんという美しさ。思わず夢中になってしまった。愛車インディアンを信じ世界最速記録を目指す初老の男のロードムービー。アンソニー・ホプキンスの魅力にクラクラ、思わず微笑んでしまうエピソードと少しの悲哀と真っ直ぐ一本通った漢気に魅了される。
■スーパーサイズミー:今更と言う気もするが。偏りのあるフェアではない実験だとは思うが、これも真実の欠片のひとつか。ところで、マックグリドルって美味しいのかな。
■Mr.&Mrs.スミス:ラブコメとしても、アクションとしても中途半端。あのオヤジが喜ぶセクハラオチに怒りすら覚えた。脚本が穴だらけでも、それをフォローする気が制作側に有るのと無いのとでは全然印象は変わるのだが、全く投げっ放しとは。。。肝心なシーンのオチくらいつけようよ。家の中での盛大な夫婦喧嘩が、一番の見所か。
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