笑福亭鶴瓶落語会@紀伊國屋サザンシアター

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先週は、二人展が終わって力尽きて、でも珍しく鶴瓶さんの落語会が当たったので木曜は新宿へ。
まずは私服で出て来た師匠がテレビネタで延々しゃべくり、たい平さんの「不動坊」で笑って、でお楽しみに突入。ジョアンナと笹塚に持って行かれる。
 
最初から「死神」ともう一つやると言うたはったので、私落語かなぁとワクワクしていたらなんと「青木先生」。別の私落語も聞いてみたかったなぁと言う気持ちと、生で「青木先生」が聞けると言う気持ちがせめぎあって、結局聞いたら笑ってしまう。「ピー!」を待ち構えて笑う。ああ楽しい。
で、打って変わって「死神」。円朝さんの噺をかなり斬新に変えているけど、古典の匂いはぷんぷん。背景の襖がすっと開いて蝋燭が揺らめいている様な演出がいい。あのサゲの女の妄念みたいなのが、ゾクリと恐い。どう変化するのかな、また聞いてみたい噺やった。

好きな落語家さんの噺を聞きに行くと、ただのおっさんやのに噺の中で女の役しはると所作すら女に見える不思議さがある。「死神」の時の鶴瓶さん、襟足色っぽくて吃驚した。(笑)

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劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇

性懲りもなく、映画館まで足を運びましたヨ、グレンラガン
オタクじゃない、マニアって言ってください。(笑)いえ、オタクです。
しかし、吉祥寺バウスシアター3、ホームシアターかと思うくらい小さかった。orz 

基本的には、TVシリーズ11話シモン復活までの部分の総集編。
OPの戦いの部分のみ新作で、フィルム使いまわしかと思いきや。。。
以下、ネタバレ満載の感想です。

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三遊亭白鳥独演会「白鳥アドベンチャー」〜江戸時代〜

“白鳥繋がり”
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先週、博品館劇場で行われた三遊亭白鳥独演会「白鳥アドベンチャー」〜江戸時代〜を聴きに行ってきました。
江戸時代と銘打っているからには、古典かと思いきや、流石に白鳥さん。
一筋縄では見せません。
 
演目は「大山椒魚の恩返し」、「ねずみ 〜萩の月の由来〜」。中入り後、のいる・こいる師匠の漫才を挿んで「明烏」の豪華3本立。
「ねずみ」も「明烏」も本歌の大筋は踏まえつつ、この展開はどうよ?の入念な作り込み。
「ねずみ」は、枕とサゲへの伏線の張り方の巧妙さに思わず感嘆の声。ちょっと危険なネズミの国遊びも好きだなぁ。
「明烏」、ブラック若旦那にノリのいい花魁、騙し騙されの訳分かんない乱痴気騒ぎ、某英国人ネタの力技、まさに白鳥さんにしか出来ない「明烏」としか言いようがない。でもサゲは意外におとなしめですっきりさっぱり。
 
こういうのって、元の噺を知っているからこその先の見えなさ加減が堪らないのですよ。
まるでビッグサンダーマウンテン(笑)に乗っているような疾走感と、次に何が来るかというワクワク感を大いに堪能してまいりました。いやはや笑い過ぎて涙出たもの。参った。
 
あと、昭和のいる・こいる師匠の漫才が私は異様にハマってしまい、大笑い。
滑舌の良いハイスピードしゃべくりとベタなネタのキレの良さは、やはり“芸”なのだなとしみじみ。
 
兎にも角にも、技術に笑わされる心地良さをタップリ味わえたひと時でした。
ホントに気持ちいい笑いをもらえるって、幸せですわ。

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アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生

"公式サイト提供画像使用"
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封切りとほぼ同時に、映画「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」を観た。時間が経ってしまったけれど、感想を。
 
写真の好みは別として、アニー・リーボヴィッツという写真家は非常に興味深い人物だ。
作中のインタビューにおけるアニーの発言は、常に光を計算し、画面の密度を計算し、被写体の内面を計算し写真家としての彼女の謙虚さと真面目さを見せてくれる。
しかし、それはこの映画の一部でしかない。
残りは概ね身内礼賛で、ドキュメンタリーとはちょっと言い難い。
監督のセンスと私のセンスがずれているのか、非常によい素材を勿体無い使い方をしたようにしか見えなかった。
 
例えば、ジョン・レノンの最期の写真の撮影エピソードはパンフレットに掲載されているものの方が興味深いし、被写体になった俳優やミュージシャンのインタビューも突っ込んだ具体的な撮影エピソードはほとんど語られていない。
サラエボの話もさらりと流されているし、全体的にキレイすぎる。
インタビュアーに資質がなかったのか編集で削られてしまったのか分からないけれど、もう一歩踏み込んだものが見たかった。
物足りない、欲求不満、そんな感じ。
 
そう言いながらも、パートナーを失って仕事が生涯の伴侶といえる彼女の人生は、闇を秘めながらも眩しく、羨ましく思う。
映画を見終わった後に、彼女の写真集を見てみたくなった。
結局写真家を知りたければ、その人の撮った写真を見るしかないのかもしれない、と改めて思う。

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TVセット二つめ!

“赤”
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我が家の食器は全て二組ずつ。
勿論、夫と一緒に使う為。

アラビアのTVセットも1つじゃな〜と物色していた所、ようやっと発見〜。
フィンランドから空輸です、もう正気の沙汰じゃありません。
でも日本で買うより輸送費込みでも安いんです。まったく(笑)

前回のものよりかなり使用感はありますが、それもヴィンテージの醍醐味。
1962年の刻印があるので、今から50年ほど前誰かが愛用していたのかと思うと愛情もひとしお。
モニタで見た時はもっと赤がどぎつく見えて躊躇したけれど、実物は何とも言えない落ち着いた赤。
ちょっと食べ物との相性を選びますが、でも朝のパンと紅茶なら無問題。
毎朝これでご飯食べて出勤してます。
あ〜、しわわせ♪

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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

“加工頑張った”
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映画『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』、観てきました。
まぁ、ストーリーに関しては特に深みもどんでん返しもない分かり易いミュージカルものなんで、特に語る事はない。(苦笑)ジョニーがパイレーツで当たってなければ、こんな大きな映画館でかかる事はなかった映画だと思うし。
愛するジョニー・デップとアラン・リックマンの共演という事で、胸を高鳴らせていって参りました。

いやはや、アラン・リックマンのバリトンの美声が素晴らしい。
もう、ごま塩髭だろうが、とことん悪役だろうが、ちょっと太っていようが、そんな事はどうでも良い。ジョニーとのデュエット、Pretty Womenを聞く為だけにもう一回観ても良い(DVDで)と思うくらい。

ジョニー、外観はベートーベン+ブラックジャック+シザーハンズ。ラヴェット夫人の『海辺の家に住みたいわ妄想』の中で無表情に色々楽しんでる感じが可愛らしい。
ヘレナ・ボナム・カーター、あんな目の下クマ変なメイクなのに、時々ハッとするほど美しい。悪い人なのに妙に心が乙女で、そんギャップが切なくて可笑しい。
アンソニー役の子の顔が塚本高史+姜 暢雄で、私的に彼が出る度に受けてしまった。

後、ミュージカルならではの醍醐味、歌での掛け合い(Ladies in Their SensitivitiesとかPirelli's Miracle Elixirあたり)は映画にすると唐突過ぎて、映像化の限界などを考える。
逆にA Little Priestは、映像ならではの面白さがあったんじゃないかと思う。

それと本編とは全く関係ないのだけれど、床屋の2階の部屋から見える窓の景色が、写真家・田原桂一氏の「窓」シリーズにそっくりな気がしたのは、気のせいだろうか?

夫と一緒に見に行ったのだけど,、(以下ネタバレ含む)

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春風亭昇太 26周年記念落語会「オレまつり」

“昇太さんと言えば眼鏡”
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今日は、本多劇場で、昇太さんの26周年記念独演会。(いつもチケット有り難うございます)
初日とあって、グダグダの全力投球具合がとても楽しかった。
 
ワインとグラスを片手に後ろの扉からスーツで登場、舞台によじ登る姿がまたかわゆらしい。
前座時代から現代までの昇太さんの歴史を、ちゃぶ台の前で着替えながらの語りと落語で見せる趣向は、なかなか面白い。生着替えも噺ごとにあったし、着替えごとに眼鏡を替えるのも昇太さんらしいネタで見てて楽しい。前座時代の眼鏡が大江千里みたいで、また可笑しい。
歌も歌ってたし、客席にまた糸井重里氏を見つけた。(関係ない)
 
早口で噛み噛みの『雑俳』(笑)、後は新作で、『力士の春』、『オヤジの王国』、『花粉寿司』、『ストレスの海』、ネタの部屋の前振り(?)のついた『人生が二度あれば』。(抜けてないかな?)
『オヤジの王国』の阪神ファンの扱いと、『花粉寿司』のピチピチ握り&だーだーバイクがもっそい好きだ。アクション落語家の本領発揮!という感じ。
昇太さんの噺って、毒があるのにどこかスコッと抜けた妙な明るさがあるのが不思議。
噛むのにそれ以上の上手さと魅力があるし。結局、ずーっと笑わされてるんだよな〜。
 
でも、手拭忘れるってどうよ?(笑)

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天元突破グレンラガンDVD7巻

うわぁ、今回のキャスト・オーディオコメンタリーすごい!
小野坂さん(リーロン)のエロボケと、斎賀さん(ロシウ)のツッコミが可笑し過ぎる。
中島さんも、普通に裏設定とかト書きの話してくれて、今までになく真面目な(笑)コメンタリー。
いつも通りのその場ででっち上げ設定も相変わらずで、それも楽しい。
2巻ぶりのコメンタリー、やっぱり嬉しいなぁ。
スタッフ版は明日聴こう、あっちは半分呪文だからな〜。聞いた。職人はコメンタリーとかしないで黙って仕事してる方が良いのね。てか、進行役に喋れる人間おいてやろうよ。

以下ネタバレ

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衝動買い

“優しい感じに撮れて嬉しい”
B1160

もう、湿疹とか色々で体調いまいちなのだが、師走なので頑張る。
頑張ってるから好きなもの買うぞ、と言うわけで、またやってしまったよ。
アンティークのARABIAのRICEの、今度は花器。
RICEシリーズは滅多に大物が出ないし、出たとしてもかなりの高額なので、今回のこれはかなりお買い得(と言っても安くはないが)だったと思う。
 
カップの時もそうだったんだけど、RICEシリーズは淡く優しい。
光を受け止めて、柔らかく放出する様なイメージ。
今回のこれは花器だけど、普通に食器として使いたいように思う。
淡いグリーンのベビーリーフをフワフワに盛ったミモザサラダなんかに使ってみたい。
春に山盛りの苺を合わせたり、薔薇の花弁でいっぱいにしてみたり。
なんだろう、パステルのイメージ。優しい気持ち。

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アラビアのTVセット

“すげー愛してる”
B1158

例えば。
美味しいパンと美味しいお茶があって。
それを更に美味しく食べようと思ったら、何が欲しくなるか。
美味しいジャム、美味しいバター、そういうのもありだろう。
でも。
素敵な食器で食べる。
そういうコースもありだと思うわけだ。
 
北欧の食器たちは、そんな私の希望に応えてくれる魅力的なやつら。
ライスのカップに続いて、今回はライヤ・ウォシッキネンのデザインしたTVセットを購入。
この手描きの様な独特の幾何学模様と、アシンメトリーなデザインに惚れた。
ほんまに好き好き、使い倒すよ。

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